サービスセンターNEWS/ダイイチマリンサービスblog

アノード


このアノードは間接冷却の熱交換器につけてあるものです。冷却通路にはたえず海水が流れています。このように減る事によって本体の電食を防ぎます。年1回の交換をお勧めします。
2007年05月30日(水) No.32 (メンテナンス作業実例)

ミッション用オイルクーラー


このミッション用オイルクーラーはSX420KMのもので接合部から海水が滲みだしてこのようになってしまいました。船内に海水が溜まるのと最悪、内部のオイル通路へ海水が混入してミッションオイルが乳化するか、排気管を通って外部へオイルが流出します。数的には外部流出の方が多かったです。(経験上)
エンジン点検の際にはオイルクーラーも要点検です。
2007年05月30日(水) No.31 (メンテナンス作業実例)

ミキシングエルボ


このミキシングエルボはSX420の物で、3年経っています。絶えず高温と海水にさらされているので定期的に交換が必要です。簡単チェック方法は、ボルト4本でターボに固定してありますが、2本のボルトが長く、ボルトを緩める6角頭の所に錆水がにじみ出た跡がついていたら、要交換です。*この時点ではボルトが内部で固着している場合があります。無理に外そうとすると、ボルトが折れてかなりの作業時間を要します。過去の経験でSF31の船内でエルボ本体を壊してはずした事もあります。
2007年05月30日(水) No.30 (メンテナンス作業実例)

インペラカバー


これは、インペラーカバーです。エンジン始動中はインペラーが絶えず回転している為、どうしても少しずつ磨耗してしまいます。また、海水が通るので電食もします。インペラー交換時にはあわせて点検しましょう。磨耗が激しいと汲み上げ不足を起こします。
2007年05月30日(水) No.29 (メンテナンス作業実例)

インペラ-2


この欠けたインペラーは発電機の物で、1年間でたった20時間使用しただけです。部品そのものが主機より小さく、ゴムが少し固めだったのでこのようになったと思われます。

主機も大切ですが、発電機の整備もお忘れなく。
2007年05月30日(水) No.28 (メンテナンス作業実例)

インペラ-1


これは、SX370,420系の海水ポンプインペラーですが、1年ぐらい始動していないと、このような状態になります。ポンプケース内は狭い所と広いところがあり、狭い所に来たゴムの部分が折れ曲がるので、形がついてしまう訳です。汲み上げ量不足などを起こしますので、定期的に交換しましょう。年1回の点検を。
2007年05月30日(水) No.27 (メンテナンス作業実例)